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Digital Edge、ジャカルタの23MWコロケーション施設で東南アジアにおけるプレゼンスを強化

Published September 7, 2022

コロナ禍に東南アジアで加速したIT化の波に乗り、環境に配慮したデータセンターを開設

シンガポール―20229月7日Digital Edge (Singapore) Holdings Pte. Ltd.(以下、「Digital Edge」)は、インドネシアのジャカルタで23MWのデータセンター建設に着手しました。新型コロナウイルス感染症の世界的流行を背景にデジタル化が進む東南アジアに資本参加する同社にとって3か所目の拠点となります。EDGE2として知られるこのデータセンターは、2021年にDigital EdgeがIndonetの経営権を取得したことを受け、大手インフラストラクチャプロバイダーPT Indointernet Tbk(以下、「Indonet」)の子会社であるPT. Ekagrata Data Gemilang(以下、「EDGE DC」)によって運営される予定です。

インドネシアは東南アジア最大の国であり、人口規模では世界第4位となり、同国のデータセンター市場は、急速なインターネットの普及とコロナ禍のデジタルサービスの利用増加に後押しされ、世界のハイパースケールクラウドプロバイダーからの高い需要によって拡大を続けています。Structure Researchによれば、ジャカルタのコロケーション市場規模は2027年までに9億3800万米ドルに達し、ハイパースケールがその72%を占め、5年間のCAGR(年平均成長率)は34%になると予想されています[1]

新施設は、3,430台のキャビネットを備え、23MWのIT負荷に対応します。クラウド主導 のハイパースケールデプロイメント、国内外のネットワーク、金融サービスプロバイダーからの高電力密度アプリケーションの需要増大に対応するように設計されています。完成は2023年の第4四半期を予定しており、急成長中の都市に必要な設備を提供するジャカルタ中心部最大のデータセンターとなる見込みです。

EDGE2は同社の既存施設であるEDGE1から3km以内に位置し、EDGE1と同じ仮想キャンパスの一部として構築され、顧客はEDGE1にすでに存在するネットワーク密度やインターネットエクスチェンジを最初から利用できるようになります。 また、インドネシアの主要なインターネットや金融ハブからも近く、さまざまなサービスプロバイダーの光ファイバー回線が複数接続されているため、接続遅延が少ないというメリットもあります。

Digital Edgeの「環境・社会・ガバナンス(ESG)」戦略に沿って、同データセンターは二酸化炭素排出量を削減するグリーン設計の原則を採用しています。Nortekの革新的な液冷テクノロジー「StatePoint®」を活用することで、年率PUE1.27という市場トップの水準を達成するよう設計されており、ジャカルタ都市圏で最もエネルギー効率の高いデータセンターとなります。また、EDGE1施設が最近獲得した再生エネルギー認定証に類似した再生エネルギーソリューションを活用する予定です。

Digital EdgeのCEOであるサミュエル・リー(Samuel Lee)は、次のようにコメントしています。「東南アジアには非常に大きな成長機会があり、インドネシアでプレゼンスを強化することは、これらの高度成長市場におけるデジタルディバイドを解消するという当社のミッションにおいて重要な役割を担っています。当社には、最先端で環境に配慮したデータセンターを設計、建設、運用するための専門知識があり、これをIndonetのネットワークサービスおよびダークファイバーへのアクセスと組み合わせることで、インドネシアでのデジタルプレゼンスを拡大する上でサポートを必要としている国内外の顧客に魅力的なサービスを提供することができます。」

Indonetの創業者兼会長であるToto Sugiri氏は、「インドネシアにおけるデジタル経済およびデータ利用の拡大に伴い、エンドユーザーにより近い場所にあるITワークロードを必要とする低遅延アプリケーションへの要求が高まるでしょう。EDGE2は都心に位置し、Indonetの高度に接続されたネットワークインフラにより、最小限の遅延で大量のデータを最適化するために必要な容量と接続性を提供します。」とコメントしました。

また、EDGE DCのCEOであるStephanus Oscar氏は次のように述べています。「Indonetの豊富なネットワークソリューションとDigital Edgeの最先端の設備との融合により、世界最高水準のデータセンターサービスをワンストップで提供することが可能になります。この持続可能な施設はEDGE1データセンターを補完するものであり、ジャカルタでの企業のデジタル事業の拡大を引き続き支援します。」

Digital Edgeについて

シンガポールに本社を置くDigital Edgeは、アジアのデジタルインフラストラクチャーを変革することを目的に創業された、先見性が高く信頼できるデータセンタープラットフォーム企業です。Digital Edgeは、接続オプションを豊富に備え、エネルギー効率に優れた最先端のデータセンターを構築・運用することにより、新しいコロケーションと相互接続のオプションをアジア市場にもたらし、この地域でのインフラストラクチャーの導入を容易に、効率的に、そして経済的にすることを目指しています。

Digital Edgeは、業界での数十年にわたる経験を有し、アジア太平洋地域のデータセンター、クラウドおよび通信業界での価値創造の実績を持つ経験豊富な上級管理者チームによって設立されました。大手オルタナティブ投資会社であるStonepeakによる支援の下、Digital Edgeは10億米ドルを超える資本を配置・投入しており、市場をリードする汎アジアのデータセンタープラットフォームとしての地位を確立しています。Digital Edgeは、アジア全域でデータセンターならびにファイバーサービスを提供し、インドネシア、日本、韓国、フィリピンに拠点を置いています。

  1. Ekagrata Data GemilangEDGE DCについて

2018年に設立されたPT. Ekagrata Data Gemilangは、インドネシア初の商用インターネットサービスプロバイダー(「ISP」)であるIndonet(IDX:EDGE)の子会社であり、インドネシア初のティア4基準を満たすデータセンターDCI Indonesia(IDX:DCII)と提携しています。EDGEは、低遅延で次世代アプリケーションをサポートするデータセンター施設をエンドユーザーに提供します。EDGEのデータセンターはジャカルタ中心部に計画的に建設された数少ない施設の1つであり、インターネットエクスチェンジ・センターの近くで接続を提供することが可能です。2021年6月、Digital Edge(香港)は正式にIndonetの主要株主となりました。

PT Indointernet Tbkについて
1994年創業のPT Indointernet Tbk社(Indonet)は、情報通信技術(ICT)のトータルソリューションを提供するインドネシアの先駆的企業であり、同国のICTセクターの有数のロールモデルとして成功を収めてきました。インドネシアで初の商用インターネットサービスプロバイダーであったIndonetは、その後の歩みの中で、デジタルインフラストラクチャープロバイダーへと転換を遂げました。現在では、マルチコネクティビティソリューション、データセンター、およびクラウドサービスの提供を通じての、法人顧客向けの完全なエコシステムの構築を中核事業としています。

2021年、Digital EdgeはIndonetの経営権を獲得し、既存の投資家と戦略的パートナーシップを結びました。これにより、インドネシアにおけるデータセンター市場の成長に資本投下を行います。

メディア問い合わせ先

Digital Edge

Liane Cresswell, Director Corporate Communications
Liane.Cresswell@digitaledgedc.com
+852 5503 2522

Edge DC

Alissa Shebila, Marketing Manager
alissa.s@edge.id
+62 8131 0936 066

[1]Structure Research、DCIレポートシリーズ、市場:2022年5月、ジャカルタ